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前回の記事ではグローバリゼーションがもたらす恩恵を述べました。


グローバリゼーションとテクノロジーの発展が新たな統合された未来に向けて人類を疾走させる中で、イアン・ゴールディンは全ての人々が平等に恩恵を受けるわけではないと警告を発します。と同時に、もし私たちがこの危険に気づいたならば、全ての人の生活向上につながる道筋を描くことも可能かもしれないと述べています。

しかし、グローバリゼーションには2つ弱点があります。

第一に、不公平が増大しつつあるということです。取り残された人々、怒っている人々、そして、参加していない人々、グローバリゼーションは全てを包み込むものではありませんでした。

第二に、その複雑さです より脆く、壊れやすくなっています。ある場所で起きたことがたちまち他のあらゆることに影響するのです。アメリカの一企業の破綻が世界経済にもたらした破滅的な出来事はみなさんの記憶に新しいと思います。また、インフルエンザの感染爆発も記憶に新しいでしょう。一つの国の対応の遅れが世界全体の破滅を巻き起こすのです。 感染力が強いそうした減少に対し、私たちは復元力をつけなければなりません。



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グローバリゼーションの繁栄はその破綻にもなり得るという理解が必要です。何を成し遂げるかによって、今世紀は、最善の世紀にも、最悪の世紀にもなり得ます。個人のことについても心配しなければなりません。特に何らかの点で取り残されていると、感じている人々のことです。グラミン銀行(バングラデシュにある銀行でマイクロファイナンス機関、マイクロクレジットと呼ばれる貧困層を対象にした比較的低金利の無担保融資を主に農村部で行っている)のような貧困層も巻き込んだ経済的活動も必要となってくるでしょう。また、文化の多様性も保護しなければなりません。現在、約6000~7000あるという言語が2100年には約4000まで減少すると予測されています。言語は文化の根幹と成るもので、一つの言語が失われるということは、一つの文化が失われるに等しいのです。文化的多様性が失われれば、世界は画一的な世界となってしまうでしょう。ですので、グローバリゼーションが推進されていく中で、多様性を確保するという難しい舵取りが私たちには要求されています。

その他にも、生物多様性の崩壊、気候変動、伝染病、そして、金融危機、私たちはこうしたことについて多くのことを考えていくことになるでしょう。システムのリスクに新しい方法で、そして、ひとつのコミュニティとして世界全体で対処していくために、どのようなことをすればよいのでしょうか?どうやって動機づければよいのでしょうか? 新たな気づきを引き起こしていかなければなりません。これには、イノベーションが必要とされるでしょう。

私たちには正確な未来を予測する力はありませんが、より良い方向に持っていく力はもっています。予測は出来ませんが、予防は出来ます。そのために、世界のことをもっとよく知りましょう。

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グローバリゼーション  
Comment
40
ガラパゴスもありですか?

41
Re: タイトルなし
企業的にはあまり良いことだとは思いません。物理的な国境が意味をなさなくなりつつある今、必要なのは世界で売れる商品を作るということです。でなければ、日本の大企業は、グルーバル化の波の中で淘汰されてしまうでしょう。

個人的には、もとになっているガラパゴス諸島のように特殊な生態系を構築しているということは、非常に興味深いところだと思います。世界全体が多国籍企業の画一的な商品で構成されたら、消費者の選択肢が狭くなるので、長期的に見ればマイナスであるかもしれません。また、特殊な生態系が構築されていれば、いつかはそれが重宝されることになるかもしれません。

> ガラパゴスもありですか?

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