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~イノベーションについて著名な学者の言説~


今日の記事はイノベーションにおける大家について、大雑把に紹介する。それぞれの詳しい書評はいつかするかもしれないです。

シュンペーター (1912)「経済発展の理論」
ドラッカー   (1985)「イノベーションと起業家精神」
クリステンセン (2000)「イノベーションのジレンマ」

 いずれも、名著であるので、是非読んで欲しい。

 シュンペーターはイノベーションと経済の発展について述べた。ドラッカーとクリステンセンは、イノベーションは大企業よりベンチャー企業の方が生まれやすいことを強調した。また、クリステンセンはベンチャー企業による新規産業の起こるメカニズムの観点から日本の産業変革の問題点を指摘している。
J・A・シュンペーター(1912)「経済発展の理論」

 市場経済における企業活動には危険が伴うが、この危険負担の報酬こそが利潤であると考えられる。従って、リスクを取らない者には利潤がなく、起業家はあえて危険を負担することによって利潤を求めて活動するのだとされてきた。つまり、起業家による負担の報酬が利潤である。この利潤に対する考え方について、シュンペーターは、革新こそが利潤の源であるという経済学の新たな展開をもたらした。

 シュンペーターは「経済発展の理論」の中で経済生活を、毎年同一軌道で繰り返される「循環」的な活動と、その軌道そのものを変える「変化」の活動の2面で捉え、そのうち後者の変化こそが「経済発展」であり、その発展をもたらすのがイノベーションであるとしている。そして、その担い手が起業家である。彼は、経済体系を一つの均衡からもう一つの均衡へ推進させる経済変化に注目した。そして、その変化を経済自身が攪乱するエネルギーの源泉として、「起業家」による新結合(イノベーション)の遂行と結論づけた。すなわち、従来の均衡は起業家による新結合によって破壊され、新たな均衡へと導かれる。つまり、起業家による「創造的破壊」によって、経済は発展する。





ピーター・ドラッカー(1985)「イノベーションと起業家精神」

 ドラッカーはベンチャー企業の功績を、以下のように事例を挙げ説明している。

「大企業からは、イノベーションは生まれない」と一般的には言われている。確かに20世紀の大きなイノベーションは、昔からある大企業からは生まれなかった。鉄道会社からは、自動車やトラックなどは生まれなかった。今日の大きな航空会社は皆、別のベンチャービジネスから発展してきた。同じように、今日の大製薬会社はその大部分が、現代の薬剤が初めて開発された50年前には、中小企業であった。
 
 電機産業の巨人たち、例えばアメリカのGE、ウェスティングハウス、ヨーロッパのジーメンス、フィリップス、日本の東芝などはみな1950年代にコンピュータに殺到した。しかし、いずれも成功しなかった。この分野を支配することになったのは、IBMであったが、初期のIBMは、肉屋のはかりや掛け時計が製品であり、ハイテクとはほど遠い存在だった。」




クレイトン・クリステンセン(2000)「イノベーションのジレンマ」

 優良企業のパラダイムの多くが、実は優良企業を失敗に追い込みかねない。大企業の優れた経営者は、市場の中でも高品質、高収益率の分野へ企業を導くことができる。しかし、会社を下位市場に導くことはできない。新規企業は、低品質、低価格の下位市場から攻めてくる。
 
 アメリカでは各企業が行き詰まる中、ベンチャー企業は活況を呈している。社員は業界をリードする大企業を辞め、ベンチャーキャピタルから資金調達をし、市場の最下層に攻め込む新企業を設立する。そして、徐々に上位市場に移行し、大企業へと成長する。こうして、歴史は繰り返されている。ここの企業が市場の最上層で行き場をなくし、やがて衰退するとしても、それに変わる新規業が現れるためアメリカ企業は力強さを保つ。

 これは、日本では起こり得ないことである。なぜなら、企業の伝統から、経験豊富な技術者が大企業を辞めることは少なく、また新企業に出資するような金融市場の仕組みができていないからである。この理論を考えて現在のシステムが続くなら、日本経済が勢いを取り戻すのは難しい。





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